「子育てモヤモヤ気晴らしサポート」から始まった

10数年前、まだおひさまのいえが母と子の居場所として活動していた頃のお話です。
その日は無料開放日でした。
2歳くらいの女の子の手を引いたお母さんが入ってきて、開口一番「うざいんですよね」
私「誰が???」母「うちの子ですよ、よそこの子はみんなかわいいのにうちの子は全然可愛くない」
私「そうね、こどもってうざいよね」母「えっ!!それでもいいんですか?!」
私「だって子どもってうるさいし、キタナイことするし、身勝手だし本当にうざいよね。でもあなたの子だけじゃないヨ、イヤイヤ期の子どもはみんなそんなものよ。隣の芝生はきれいに見えるっていうでしょう」
母「えっとそうなんですか?そんなことないですよ」といいながら少しほっとした様子。

その日は少し前から、もう一組、2歳の男の子と通っている親子もいました。お母さんは幼少期に母親を亡くしていて、息子は可愛いけど、どう向き合っていいかわからないとのこと。
そして先述の親子も、子どもは2歳、母親同士も年齢が近いことで話が合ったのか、帰りは一緒に帰って行きました。
今までママ友(その頃はそんな言葉はなかったが)もいなかったとのことで2人共、うれしそうでした。
次に来たときは、母親同士も子どもたちも大の仲良しになっていました。1~2ヶ月すると「何かうちの子もちょっと可愛い」になり、3ヶ月過ぎた頃には「やっぱうちの子可愛い」になりました。

このときのことはずっと心に残っています。母の介護と、その後の私自身の病気療養で10年以上休業していた間もなんとしても再開するという気持ちを持ち続けられたのは、このことがあったからでもあります。
男の子の親子は遠方に引っ越したのですが、今でも福岡に来たときはおひさまのいえに来てくれます。

その頃来ていた子どもたちも、もう成人になろうとしています。世の中も子育て中のお母さんの苦しみや孤独が随分と認知されるようになり、社会的にも問題提起されるようになりました。「おひさまのいえ」も、個人や社会の意識の変化と共に、新たな役割を模索していきました。

そして、2022年4月、新たなスタートを切りました。

はなし場 いやし場 気晴らし場

コロナ以降、ずっとマスクをつけているため、いき苦しい(生き苦しい)生活を余儀なくされています。 そのことによるストレスは大きなものがあります。しかし日本はコロナ以前からマスクをしている人が多かったので、無言の同調圧力があり、外すのは勇気がいることです。 今、日本は極度の不寛容社会になっていると言われています。ネットでの誹謗中傷や自分の価値観だけで人を非難する人が増えています。そんな生きづらい世の中だからこそ、心休む時間が必要です。イラついたり、むかついたりするのは気が立っているからです。気を休めないと気を病みます。気を病むと病気になります。そうならないように、気楽に気軽に気張らししませんか。元の気は誰でも「元気」なのですから。

はなし場

話すは放す。放せば違う世界だってみえてくる 誰にも言えず、一人で抱え込んでいることはありませんか。家族や友人など親しいからこそ、却って話せないことって在りますよね。見ず知らずの人に思わず、身の上話しなどしてしまったことはありませんか。話したところで何かが変わるわけではないのに、心が軽くなったことはありませんか?それは「放した」ことで抱え込んでいたものを手放したからです。怒りや悲しみ、恐れなどは閉じ込めているとどんどん増幅していきます。そしていつか爆発するかもしれません。心を閉ざしているときは、耳も閉ざしています。「放す」ことで閉ざしていたものが解放されるといいですね。

いやし場

「放す」ことで心は軽くなりますが、私たちは身体も持っています。心と体は表裏一体です。心がやめば身体もやみます。身体がやめば心も病んできます。心が軽くなると身体も軽くなってきます。身体が動き出すと心も動き出します。心と体、どちらから始めますか?どちらも大事ですが、できるところから始めましょう。

何をするでもなく、ご自由にお過ごしください。

  • 飲み物は用意しています。(コーヒー、紅茶、お茶等)ご自由にお飲みください。
  • 弁当、テイクアウト弁当、おやつ、飲み物など、持ち込みは自由です。出前も自由にどうぞ。
  • 食器、オモチャはご自由にお使いになれます。ただし、後片付けまでよろしくね。
  • 基本持ち込みは自由ですが、以下のものは持ち込み禁止とさせて戴きます→酒類 ・タバコ類 ・その他、他人に不快感、迷惑がかかりそうなもの

ただし自由と身勝手は違います。節度はお持ちくださいね。